ダイヤブロック気狂い
http://www.diablock.co.jp/about/history/1960.htmlから引用。ある日、親父が出張から帰ってきた。手土産を持っていた。東京駅の大丸に立ち寄ったら、面白そうなものがあったから買ってきた、というのである。そのとき買ってきたのは、まぎれもなくこれ。ダイヤブロックの初のセットモデルである。俺はすぐに夢中になった。そして毎年お年玉をもらうと、全部ダイヤブロックにつぎ込んだ。家族は俺のことをダイヤブロック気狂いと呼んだ。ありとあらゆるものをこれで作った。何でも作れる。空母、マッハ号、サンダーバード1〜5号、戦闘機、YS11、B-747、そして電車。583系、483系等、つまり常磐線を走る列車を作りまくった。455系の14両編成を作り、むりやり曲げてブロック破損なんてしょっちゅう。おれの技術者魂の原点かも知れない。
最近思う。この技術を実物の家の建築に活かすことができるのではないかと。
つまり建築用ダイヤブロックである。安易に外れると困るのでロック機構をつける。あるいは、外せるよう、頭を引っ込める機構も。縦横高さ:10cm x 20cm x 10cmが基本形。これをはめていく。筋交いは長いものでもよい。簡単に家ができるだろう。
横の調整ダイヤルで頭を上下させる。このブロックは精度良く作る。1mmも狂っていたら、50段重ねると50mmもずれる。50段重ねて1mm以内としたい。20μm以内だね、狂いは。一個1000円で売る。一軒立てるのに1万個使って1000万円。安くない?材質はいろいろか。中古品市場なんてのも出来るかも。そして、家は自分で建ててもよい。家を建てるのに免許はいらない。誰かが作った家をそのままコピーすればよい。一級建築士が強度計算済みのものをね。ロボットを使って組み立ててもいいね。ブロックひとつひとつにミューチップを組み込んでID管理すれば、間違いなく組み立てられる。なお、ブロックには配線を通す穴を空けておく。いろいろ考えると楽しくなるね。廃材が出にくくなると思うよ。増改築も簡単。自分で出来ちゃうよ。工務店に暴利を貪らせることはない。銀行からの借入も減らせる。屋根はどうするか?これはもうフラットでよい。屋上をつくるのよ。基礎は精度良くつくる必要あるね。どうせだから、免震構造採用で、空気で浮上するってのはどう?震度7でも、家の中はなんのその。地震対策無用。いやあ、夢が広がるねえ。DIYでしょ、これからは。