日本の半導体メーカはなぜ凋落したか?

1980年代初頭は、勢いがあった。なんと言ってもDRAMが売れていたんだね。
したがって、工場投資はDRAMを作るため。その後、マイコン、ASICがおこぼれ頂戴して製造というパターンだった。ASICなんて、おまけみたいなもん。扱い悪く工場作りたがらなかったもの。収益性悪いって。ASICは、予算時期なんとか作ってもらおうと必死。だけど、DRAMこけたら皆こけたになった。
一度、韓国に行ったことがある。半導体工場建屋を遠くから眺望させてもらったっけ。たった1棟しか建屋なかったもんね。記念写真撮ったっけ。どうぞ、どうぞ状態。カメラ渡したもんね。
そして、本当に出来るの?と思ってた。日本、油断しすぎ。半導体製造装置は日本から売るわ、製造に必要なパターンファイル(ノウハウの塊、半導体製造の要)渡っしゃうわ、土日に副業で韓国に渡って製造技術教えちゃうわ、それじゃ抜かれるに決まっている。エンジニアを大事にする風潮がないからこんなことになる。技術立国なんだってば。日本は。
また、日本の国家戦略というものがないから、こういうことになる。日本の国益を損ねている。
俺だったら、どうするかって? 鎖国よ。技術流出を防げるでしょ。製品は売る。技術は売らない。どこの国もそうでしょうが。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2553から借用。

本当は、過剰品質だったんだね。サボれる工程いっぱいあったはず。
市場は望んでいない。自動車ぐらいよ。高品質は。あと軍事産業。TAMは小さい。